反応しない練習 【感想・読後レビュー】 「悩み」を「解決」しようと思うから苦しい。大事なのは「理解」すること

BOOK

こんにちは。chai (@chai_jjjjj) です。
この記事では、「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていく
ブッダの超・合理的な「考え方」」 草薙龍瞬さんの著書。
この本を読んだ感想と自分なりの咀嚼をしていきます。

この本を読んだきっかけ・理由

この本のタイトルを本屋で見かけ、心にひっかかりを覚えました。
日ごろ漠然と不安を感じたり、SNSの何ともない記事にイラついたり、、
確かにいつも本来必要のない心の動き(=反応)を
しているような気がしたからです。

この記事ではこの本を読んだ感想と
自分の生活に今後役に立ちそう!と思った部分を
つづっていきたいと思います。

どんな本?どんな人にオススメ?

・悩みを解決したい
・苦しい人生から抜け出したい

これだけ書くと誰だって該当しますね。
しかしこの本は「結構人を選ぶ」本だと思いました。

この本のざっくりした結論は
「心を楽にするための方法をブッダの教えに基づいて紹介するよ!
実践してみてね!」というものです。

あくまで「ブッダの教え」に基づいています。正直書かれている内容には
「これができれば苦労はしないよな…」と思ってしまう部分も多々ありました。
そんな中でも少しでも何か心の持ち方へのアドバイスが欲しい!
という方には手を差し伸べてくれる本だと思います。

筆者は、草薙龍瞬さん。
仏教を「宗教」ではなく「問題解決への方法」として紹介し、
宗派・伝統に属さず活動している僧侶の方です。

私がこの本を読んで印象に残ったこと3つ

1.「五つの妨げ」を理解する
2.目を閉じて頭の中の妄想をリセットする
3.欲の中から快を見出す

ひとつずつ解説していきます。

「五つの妨げ」を理解する

ブッダのいう五つの妨げとは

1.快楽(テレビやネット)に流される心
2.怒り 他人への悪意やストレス
3.やる気の出ない心 眠たい・面倒くさい
4.落ち着かない心 妄想や雑念で頭がいっぱい
5.疑い 自己不振や将来への不安な気持ち

本文より抜粋

確かに「やらなければいけないことが出来ない」という気分のとき、
この五つのうちのどれかに心が支配されている気持ちです。
私の場合主に3番が多いです。

そんなときの対処法として

「妨げに反応せず、理解する」
「心の穴から漏れている反応に逃げない(つまり我慢する)」
「作業の中に快を見つける」

等が挙げられていました。
まあ分かるんですけど…難しいですよねえ笑
とりあえず、「心のもやもやと向き合う」ことが
大事だと肝に銘じます。

目を閉じて頭の中の妄想をリセットする

「イライラしたら、目を閉じて心の状態を見る。
目を開いて心配ごとや現時点での考えは妄想なんだ!と気づく」

人はなぜいつまでも悩みを抜けられないのかといえば、
「自分の心が見えない」からです。

中略

そこでブッダに倣って、心に
「貪欲」「怒り」「妄想」の、
どれが存在するのか、観察してみます。

本文より抜粋

自分の心の状態をみる方法として、
目をつぶって考えを理解する座禅のような
方法が挙げられていました。
一度目を閉じることで自分の心と向き合うのです。
イライラしているときは大抵
執着心や怒り・妄想などで心が支配されているんだそうです。
大事なのはもやもやの正体を理解する、ということなんですね。

欲の中から快を見出す

欲求の満足が幸せにつながるのは、
本人が「快」を感じられる場合だけです。

逆に、欲が膨らみすぎて、「焦り」とか「不安」とか、
「結果が出ない」「頑張っても認めてもらえない」という
不満になってしまうのなら、その欲求はいったん
手放さないといけません。

本文より抜粋

私は趣味で漫画を描いていますが、
もちろんそれは描くこと自体が楽しくて好きだからです。
それはこの本でいう「快」という存在のようです。

でもやっぱりどこかで誰かに読んで欲しい、
感想が欲しいと思っている「欲」もあります。
その気持ちが強すぎると、欲が満たされないとき
考え方が良くない方向に行ってしまうんですね。
そのバランスが難しいなあと思いました。

最終的に思ったこと

「これができれば苦労はしないよな…」
正直読んでいて何度も思いました。
反応しない人間なんてつまらないですよね。
人類誰もがこの本の通りに生きていたら
摩擦はないだろうけど退屈なんじゃないかな、と思います。

「こんなことできっこない!」と思うその心を理解して、
理解しながらやっぱりイライラしたり少しでも心を晴らしたい!
と思ったときにこの本を思い出し、「方向性」を見出す。
その考え方ができるようになったことが
この本を読んでよかったな、と思える部分でした。

「今よりほんの少しだけ楽になるための心の持ち方のヒント」は
間違いなく載っていると思います。
実践できるかはその人自身の心の持ち方次第です。
他にも筆者の体験した「ブッダの考えによって救われた体験者」のお話や、
仏教にまつわる昔の逸話なども書かれていますので
興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。