デジタル・ミニマリスト【感想・レビュー】あなたの時間=彼らの儲け 受け身な時間の過ごし方はNG

BOOK
こんにちは。chai (@chai_jjjjj) です。

この記事では、「デジタル・ミニマリスト」カル・ニューポートさんの著書。
池田真紀子さん訳 2019/10/10刊行。
この本を読んだ感想とレビューをしていきます。

この本を読もうと思ったきっかけ

この本のタイトル「デジタル・ミニマリスト」を見かけて、
なるほどな!と最初に思いました。
私は世の中にある「ミニマリズム」という考え方に賛同しています。
今必要なものだけに執着する、最低限なもので暮らす。
これは衣食住に関してだけの考え方だと思っていました。
この本はこの考え方をデジタルツールにも向けてみようと提案してくれています。
自分の生活にも落とし込める部分があるかも?と思い読んでみることにしました。

どんな本?どんな人にオススメ?

  • ついついスマホに時間を奪われる
  • 気付いたらただただ無駄な時間が過ぎている
  • SNSとの付き合い方に悩んでいる

いいね!やコメントが気になってすぐにSNSを開いてしまう、
何か新しい情報を見逃してしまうのが怖くてスマホをいじってしまう
そんな時間を減らしたいと思っている、、そんな人にオススメです。

この本で私が感銘を受けた部分2つ

この本は「基礎」と「演習」の章で成り立っています。
「基礎」ではデジタルツールが持つ依存性やご本人の調査による実験結果、
「演習」では読み手自身にも試せるデジタルツールに振り回されず
充実した時間を過ごす方法を提示してくれています。
それぞれの章から一つずつ私が感銘を受けた部分を紹介してみます。

1.「基礎」デジタル・ミニマリズムとは

この本で使われている「デジタル・ミニマリズム」という考え方は以下の通りです。

自分が重きを置いている事柄にプラスになるか否かを基準に厳選した
一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、
ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学

本本より引用

この哲学のキモは「自分が重きを置いている事柄」という部分です。
SNSは悪!スマホはいじるな!という意見ではなく、あくまで
自分で取捨選択をすることが大事だ、と謳っています。

この便利な世の中に溢れているデジタルテクノロジーを
いかに自分が自発的に選ぶか、そこに意味があり、大きな喜びを得られると思います。
これは最低限のものしか部屋におかない「ミニマリスト」の考えと同じですよね。
最低限のものしか置かないことによって逆に部屋に置いてあるものは
本当に必要である、大好きなものであるという裏付けができます。
それをスマホの中にも適用しようよ!という考え方です。
私も常々部屋には余計なものを出して置きたくない派なのでとても共感を持ちました。

2.「演習」趣味を取り戻す

本書にはデジタル・ミニマリズムという考え方によって「質の高い余暇活動」を手に入れられるとあります。

何もしなくていい時間というものは過大評価されているということだ。

中略

困難だが努力のある活動にエネルギーを注ぐ方が、はるかに豊かな報酬を手にできる。

本文より引用

日中忙しく過ごした後の空いた時間は「なにもしなくていい時間」として
とても魅力的なシチュエーションですよね。
そんなときに画面をスワイプしたりテレビをぼーっとみたりという
受け身の姿勢であるのは時間の浪費です。

この本ではそんな余暇の時間を
「スキルを育てたり物質的なものを手で生み出す行動」
にあてることをお勧めしています。
空いた時間を自分を高めることにあてることで
より一層仕事や学業にも熱心に取り組める、ということです。
確かに何も生まない時間をぐうたら過ごしていると
結果的には余計に疲れていたり落ち込んでしまったりします。

「質の高い余暇行動」とは「自発的に選んだ」というのが
大事だと私的には思います。

例えばTVゲームのようなスクリーン上の娯楽は
「質の高い」に当てはまるか微妙なところですが
自分が心から大好きなゲームで自発的にやっているのであれば
人生を充実させるものに該当すると思うし、
自分で選んで生活に利用できるかということが大事だと思います。

最後に

つい空いた時間すぐにスマホを立ち上げるのがクセになっている人は多いと思います。
スマホからアクセスできるコンテンツには、
ユーザーを繋ぎとめるための巧妙な仕組みが作られています。
そんなものに振舞わされていると自分の時間が
毒にも薬にもならないような無駄でしかない空間で埋め尽くされてしまいます。

改めて恐ろしいと思いました。
ミニマリストの精神とは「今必要なものに集中し、ものに執着しない」
それはデジタルの世界にも通用する考え方であると気づきました。
Twitterを少しチェックしないだけで「何か大事な情報を見落としている気がする」
そんな錯覚は「これはいつか必要になるから買っておこうor捨てないでおこう」という
謎の「いつか」という言い訳で要らないもので埋め尽くされ
散らかった部屋に住み続ける残念な思考と同じです。
SNSとの付き合い方に悩んでいたりスマホ疲れに陥っている人には
是非読んでもらいたい一冊でした。